渡辺克己の写真集『歌舞伎町（Gangs of Kabukicho）』です。2006年にニューヨークのアンドリュー・ロス・ギャラリーで開催された写真展「KATSUMI WATANABE」に合わせて刊行されたもので世界限定3000部の大変貴重な写真集です。クレジットは写真10枚目をご参照ください。残念なことに作りが悪いのか経年により表紙が本編部分から外れてしまいました（写真7〜8枚目）。また表紙には元々ビニールカバーが付いていますが（ビニールに『歌舞伎町』のプリント）、こちらも経年でビニールが縮んだのか写真９枚目のように表紙を圧迫しています。また表紙以外の本編は外れたページはありませんが、見開きで見た時に左右のページに隙間ができている箇所がいくつかあります（写真５枚目などご参照ください）。上記のようなダメージはありますが、写真集『新宿』と比べて大判（A4よりちょっと大きめ）のため、一点一点の写真に迫力があります。ページが外れてしまうような状態になれば好きな写真を額装にしても良いかもしれません。よろしくお願いいたします。------------------------------------------------Watanabe Katsumi: Gangs of Kabukicho出版社 ‏ : ‎ PPP発売年‏ : ‎ 2006言語 ‏ : ‎ 日本語／英語ペーパーバック ‏ : ‎ 160ページ寸法 ‏ : ‎ 20.32 x 1.91 x 28.58 cm世界限定3000部渡辺克巳は、東京・新宿を中心に活動した旅するポートレート写真家である。60年代から70年代にかけて、新宿の歓楽街・歌舞伎町で撮影された155点の写真を収録。本書のタイトルは、1973年に出版された彼の最初の写真集『The Gangs of Shinjuku』のタイトルに由来しています。渡辺が撮影した被写体は、夜の歌舞伎町に出没する娼婦、ストリートピープル、ドラッグクイーン、エンターテイナー、そして暴力団（ヤクザ）であった。渡辺は、被写体に写真を売ることで生計を立てていた。3枚で200円。歌舞伎町を舞台ととらえ、その出演者たちを写真に収めたのである。------------------------------------------------